アドベンチャーレーシング・エクスペディションレースとは
アドベンチャーレース(またはエクスペディションレースと呼ばれる)とオリエンテーリング(オリエンテーリング用地図が用いられる場合)、ナビゲーション(オリエンテーリング以外の地図が用いられる場合)、クロスカントリーランニング、MTB、パドリング(カヤック、ダッキー等)、クライミングやロープワークなどの持久力を競う競技の組み合わせからなる。
スプリントは数時間で終了するが、エクスペディションレースは10日からそれ以上の期間に及ぶこともある。レースの長さに関係なく、通常レース中に競技時間が一時停止されることはない。競技の時間経過は実時間(昼夜など)と同時進行であり、競技者は休息を取るか、またはいつ取るのかを選択しなければならない。
アドベンチャーレースは、当時チームメンバーの数が事前に明示されており、男女混合であることが必要だったが、現在ではメンバー数の制限がなかったり、同性のみの部門、年齢別の部門などを加えて開催されている。
1 歴史
アドベンチャーレーシングの根源は深く、近代アドベンチャーレースの起源については未だ論議されている。1968年に初めて開催された二日間のカリマー国際マウンテンマラソン(
The Karrimor International Mountain Marathon )が近代アドベンチャーレーシングの誕生であるとするものも多い。この大会は二人一組で山岳地帯を全ての必要物資を本人が運びながら通常のマラソンの二倍の距離を横断するものだった。
1980年、アルペンアイアンマン( The Alpine Ironman )がニュージーランドで開催された。個人競技者は走り、漕ぎ、そしてスキーを使い遠く離れたゴールを目指した。その年の後半、アルペンアイアンマンの創設者であるロビン・ジャドキンスは有名なコースト・トゥー・コースト(The Coast to Coast)をスタートさせる。トレイルラン、サイクリング、パドリングで構成されたこのレースは、近代アドベンチャーレーシングのほとんどの要素を含んでいた。これとは別に、1982年には北米でアラスカ・マウンテン・ウィルダネス・クラッシック( The Alaska Mountain Wilderness Classic )が誕生。このレースは6日間にわたり約240キロ(150マイル超)を越える原生自然の中のコースを無援助(全ての物資運搬を道なし、補助なし)で行くもので、現在でも3年に一度のコース変更を行いながら続けられている。
1989年、ジェラルド・フュージ( Gerard Fusil*フランス人)によってニュージーランドで行われたレイド・ゴロワーズ ( The Raid Gauloises )と共に近代アドベンチャーレースの時代が到来した。パリ・ダカールラリーに触発されたフュージは競技者が自身の強さと能力を頼りに長く険しい地勢を行くような拡大されたエクスペディションスタイルのレースを思い描いていた。このレースは、男女混成チームが650キロ(400マイル超)のコースで競い合うといった現代的なアドベンチャーレースの全ての要素を含でいた。このフュージのコンセプトを元に1991年、サザン・トラバースの幕が上がる。
90年代前半、ロサンジェルス・タイムスでレイド・ゴロワーズの記事に感銘を受けたマーク・バーネットはレースをアメリカで開催するだけではなく、大規模TVネットで放映するメジャー競技にしようとした。ジェラルドから権利を買い上げた後、バーネットは最初のエコ・チャレンジ ( Eco-Challenge )を1995年に開催した。彼はこのイベントで二回のエミー賞を獲得した(マーク・シアーズの才能により、最初の二回の大会の映像)。エコ・チャレンジは2002年まで続けられた。エコ・チャレンジはアドベンチャーレースと呼ばれるが、これはジャーナリスト兼作家のマーティン・デゥガードがレイドとエコ・チャレンジに始まるこのようなレースを総称するために使い始めた。
2001年、最初の世界選手権(ワールドチャンピオンシップ)がスイスで開催され、チーム・ノキア・アドベンチャーが栄冠を手にした。その後、世界選手権は3年間の休止期間を経て2004年にアドベンチャー・レーシング・ワールド・シリーズの最後から二番目の大会として再度開催される事になった。それ以降、ワールドシリーズとワールドチャンピオンシップは毎年開催されている。2011年ワールドチャンピオンシップはオーストラリア、タスマニアにおけるXPDエクスペディションレースで開催された。総距離733キロ。世界中から90チーム以上が出場。2012年はフランスで開催され、ゴールはモナコの予定だ。世界中のトップアドベンチャーレーサー達に注目されているレース。
2002年に最初のメジャーなエクスペディションレースがアメリカにおいてスタートした。プライマル・クエスト(Primal Quest)はアメリカにおけるエクスペディションレースの代表する大会となり、現在まで毎年行われている。しかしながら、2004年に起きたベテラン競技者のナイジェル・エイロットの不幸な死はプライマル・クエストに暗い影を落とし、このレースをはじめとするアドベンチャーレースの性質に疑問の声が上がることになった。
2004年、地質学者のスジェパン・パビチック(Stjepan Pavicic)がアメリカ大陸最南端、チリ・ティエラ・デル・フエゴにおいて初のパタゴニアン・エクスペディションレースを組織した。600キロ以上を進み、”最後の野生レース・the Last Wild Race“として知られている。
一方、日本では1999年に静岡で伊豆アドベンチャーのプレレース、2000年(〜2005年まで)から本格的に開催された。そして長野を舞台にサロモン・クロスアドベンチャーが開催された。サロモン・クロスアドベンチャーレースは2日間に及ぶレースで多くのメディアに注目された。
2レースのタイプ
2. 1長さ
•スプリント:通常2時間から6時間のレース。最小限のナビゲーションが要求され、場合によっては小さなゲームや特殊なテスト等があり機敏性や知恵を試される。
•12時間レース:6時間以上12時間までのレース。限定的なナビゲーションをオリエンテーリングが特徴。
•24時間レース:18時間から30時間超のレース。UTM基準のナビゲーションが通常使われる。多くの場合、基本的なロープワーク(トラバースやラペル等)を含む。24時間を越えるレースにおいては、競技者は一名のサポートクルーを付け装備の運搬を任せるか、またはサポートクルーを認めず、レース主催者側が特定位置まで物資の運搬をする事もある。
•マルチ(複数日)レース:36時間から48時間以上。高度なナビゲーションとルーと選択が要求さる。睡眠不足が重要な要素となってくる。
•エクスペディション:3日から11日、またはそれ以上の期間。マルチデイレースにおける全ての試練を含んだ上、多くの場合は他の分野の技術が要求される(乗馬、変わったパドリング、広範囲にわたる山岳行程やロープワークなど)。
2.2技能分野・種目
大抵のアドベンチャーレースはトレイルランニング、マウンテンバイキングと(理想的には)パドリングから構成されている。ナビゲーションとロープワークについては最短レース(スプリント)を除き入っているが、これはほんの一端に過ぎない。と言うのも、予期できないものを予期することがアドベンチャーレースの魅力の一つであり、レース主催者は競技者に対し予期できない、一般的ではない試練を課すことに誇りを持っている。レースは通常、下記の種目・技能分野を含む:
•パドリング:カヤック、カヌー、アウトリガー、ラフト、チューブ。
•車輪付移動:MTB、キックスクーター、インラインスケート、ローラースケート。
•駄獣(運搬用動物):馬、ラクダ。
•空中移動:パラグライダー、ハングライダー。
•地上範囲:オリエンテーリング、登山、コースターリング(海岸線移動)、ケービング、スイミング、キャニオニング、リバーボーディング(ボディーボードの川下り)。
•ロープワーク:アセンディング、ラペリング(懸垂降下)、トラバース(ジップラインを含む)。
2.3方式
アドベンチャーレースの形式や課題は上記の技能分野・種目の組み合わせにより様々である。ナビゲーションが必要とされるため、オリエンテーリング方式を取り入れることで様々なレース形式を作り出している。
•フルコース:正式なゴールをするため、全てのトランジションエリアとチェックポイントの通過が義務付けられたレース。
•ショートコース:この形式は通常、ゴール締め切り時刻が開始された場合において、参加チームを強制的に棄権(DNF:Do Not Finish)させるのを避けるため、何箇所かのセクションを省き、短縮されたコースでの正式なゴールとみなすレース。
•アドベンチャー・ロゲイニング:この形式はオリエンテーリングから取り入れられ、レース終了時間が設定されている。このタイプのレースの目的は時間内にどれだけ多くの得点を取るかである。アドベンチャーレースへの応用として、必須または選択可能なポイント(地点)の取得や、チェックポイントの場所(攻略難易度)による得点の違いなどがロゲイニングから取り入れられている。
3 概要
3.1ルール
アドベンチャーレースのルールは大会ごとによって異なるが、実際には全てのレースにおいて基本ルールが採用されている:
•自動機関による移動の禁止
•GPSの使用禁止(選手達の使用において禁止。ただし近年、安全管理のためチームに一台、持たせることを推奨している)
•チームメンバーは常に行動を共にしなければならない。通常、相互距離50メートル以内。
•定められたトランジションエリアで外部からの援助を得てはならない(ただし他の競技チームからのレース中の援助は基本的には認められている)
•チームは(大会主催者側から定められた)全ての必須装備を所持していなければならない。
上記に加え、各レースはそのレースのみの特別ルールを設けている。例えば、プライマル・クエストではスポーツマンシップに反するような行動、レースルールに対する公な抗議または明らかな反抗的な意思表示;チームとして移動していない;自然保護区域内での行動、破壊行為;レース装備の破損・破壊(大会側から借りたものだと思います);禁止薬物の陽性反応;ゼッケンの未着用;レース医療班以外による点滴の使用に対して罰則を設けている。
長期間に及ぶレースにおいては技能試験(スキルチェック)が課されることもある。2004年のプライマル・クエストでは全てのチームメンバーが50メートルを3分以内で泳げること;華氏50℃(摂氏10℃)の水の中を5分間歩行できること;ダブルTレスキューが5分以内にできること;シングルボートレスキューに合格すること;8〜10メートルの垂直の崖を三度のロープの結び替えて10分以内に登れることが必要とされた。
3.2レース前ミーティング
一般的にレース前夜もしくはレース開始日の朝に、レース前ミーティング(オーガナイゼーショナル・ミーティング:説明会:ブリーフィングとも呼ばれる)が行われる。この説明会において初めてコースが明かされる。スプリントレースでは競技者は目印の付いたコースをたどる。
ロングレースの場合、競技者はチェックポイント(CP)のマークが入った地図を渡されるか、単にチェックポイントの位置を示す座標(通常UTM座標)のみ渡される。特別ルール、内容の最終変更、またはその他の情報などが用意・確認されることもある。
3.3チェックポイント(CP)
競技者は一連のチェックポイントに到達することが求められる。通常は特定の通過順序が設定されている。
3.4トランジションエリア(TA;中継・乗換地)
ほとんどのレースが一つまたはそれ以上のトランジションエリア(TA)を設けていて、参加チームはそこで物資の補充が出来るようになっている。大概の場合、チームは次の移動手段に変更する。例えば、トレッキングを終えたチームはそこでMTBに乗り換える。短距離レースではトランジションエリアが一つだけ設けられ、各チームは複数回に渡り同じトランジションエリアをレース中に利用する。参加チームは食料、飲料水、パドリング・バイク装備、着替えやその他レースに必要な物資をトランジションエリアに預けておく。
長期間のレースでは複数のトランジションエリアが設置されており、チーム物資は(チームに雇われた)サポートクルーまたは大会スタッフによって各地点に運ばれる。
3.5装備チェック
ほぼ全てのアドベンチャーレースにおいて、レースの一部または全行程中、携行が義務付けられている必須装備がある。そういった装備はレース前に係りによるチェックが必要であり、違反した場合には厳しい罰則や最悪参加資格の剥奪ということもある。
レース前チェックに加えて多くの大会主催者がレース中の装備チェックを実施している。こうすることが各チームがゴールまで認められた装備を使い、競い合うことを確実にする補助となっている。
3.6ショートコース
アドベンチャーレースは様々な異なる分野の人々にとって魅力的なスポーツである。
このスポーツを更に多くの人に参加してもらうため、多くのレース開催者はショートコースを起用している。これは規定時間を越えてしまった競技者がゴールするために短縮コースでのレースを認めるものである。それらの競技者は公式にゴールしたものと認められるが、“アンランク(Unranked)”とされ、賞金の獲得資格はなくなる。いくつかのレースでは、タイムペナルティーと引き換えに参加チームに特定のチェックポイントを飛ばせる選択肢が与えられることもある(ほとんどの場合はレース中にどこかで“待機”させられる)。
3.7チームワーク
ほとんどのアドベンチャーレースはチーム戦であり、エクスペディションレースにおいては規定の人数(4~5人)で男女混成にしなければならない。このチーム構成規定については多くの競技者がアドベンチャーレースの大きな魅力のひとつであると感じると同時に厳しい一面であると認識している。
チームは通例一人のキャプテンと一人のナビゲーション専門のメンバーを選ぶ。チームによってこれらの役割に対する見解は違い、あるチームではほぼ役割分担をせず、また他のチームでは一人一人が特定の権利・責任を持つ場合もある。
例として、民主主義色の強いチームではキャプテンの役割をレースパスポート(CPチェック)とルール確認のみに制限し、地図の保管や位置情報の確認・決定のみをナビゲーターの責任とするなどである。より厳しく管理・統制されたチームではキャプテンに休息計画やルール確認などの決定権と責任を持たせ、ナビゲーターは位置情報とトラッキング、またルートの決定権と責任を負わせることもある。様々なチームが異なる組織体系哲学を持ち成功しているが、時としていくかのチームはほぼ全くチーム機能を持たずにエクスペディションレースを完走する事もある。役割分担、目標とチームとしての考え方の決意をレース前にしておくことは最重要事項である。
3.8自己発見
アドベンチャーレースは参加者に自身の限界を感じさせ、更にそれを押し上げることができるといわれている。参加者は睡眠不足と肉体疲労の中、不慣れな環境で他の競技者と競い合うので、レースは競技者をいつもの快適な空間から押し出すからである。
3.9伝統種目との関係
海外の場合、数多くの競技者が元トライアスロン、マラソン(またはウルトラマラソン)選手であり、彼らは各々の分野からより多くの刺激を求めて転向してきている。癖になってしまった怪我に悩まされたあと、アドベンチャーレースで要求されるようなクロストレーニングに楽しみを見つける選手もいる。年齢的に全盛期を過ぎてしまった選手は、20代の選手とは互角に走ることが出来ないが、24時間を越えるレースでは逆に有利になることもある。
4 アドベンチャーレースに向けての準備
アドベンチャーレースは複合競技なので、トレーニングは純粋な体力トレーニングと持久力トレーニングに多種の技術訓練を組み合わせて行われる。特にトレーニングをすべき分野は3つあり、1)トレッキング・ランニング、2)サイクリング、3)パドリングである。ただし、単に競技に参加しレースを楽しむのならば、全ての種目のエキスパートになる必要はない。大抵は基本的な実用性のある知識で十分である。ナビゲーションはもう一つ検討したほうが良い分野である。基本的な地図とコンパスの知識は最低限チームに一人が持っていなければならない。
本格的なアドベンチャーレーサーになるためには、熟達したランナーであり、マウンテンバイカーであり、パドラーであり、ナビゲーターでなければならない。加えて、アドベンチャーレースのトレーニングは肉体的訓練のみに留まらず、ナビゲーション技術、ロープワークの知識や基礎的な自然環境においての医療技術が長期レースにおいては重要になってくる。適切な栄養摂取、フットケアや精神的な準備もそういったレースでは重要事項である。
(以下について。現在、日本にはないが、レースキャンプとして開催しているところはある)
効果的に短期間でアドベンチャーレースの基礎を学ぶ(または技術を磨く)には、正式なアドベンチャーレーシング訓練所に通うことである。それらの学校は一日講習から一週間程のプログラムからなり、多くの所では24時間を越える模擬レースで講習が修了する。他に基礎を学ぶ手段としては、経験のある選手と共に練習することである。アドベンチャーレーシング団体は各地に多くあり、選手は喜んでアドベンチャーレースに興味を持つ初心者に指導をしてくれることが多い。
チーム・イン・トレーニング(Team In Training)などの団体はいくつかの場所で彼らの募金活動と関連させたアドベンチャーレーシングトレーニングを提供している。
5 装備
ほとんどのアウトドア用品専門店で幅広い装備を提供しており、どのような長さのレースに関わらず必要なものが揃う。アドベンチャーレースの人気が高まってきているため、現在ではいくつかのアドベンチャーレース専門店がインターネットで販売を開始している。
5.1基本装備(スプリントレース用)
•MTBと基本工具及び自転車用ヘルメット
•水袋付きバックパック
•大会側から指定された装備
注:スプリントレースではパドリングの装備は普通大会側が用意するが、個人で救命胴衣を用意しなければならない場合がある。
5.2持久力種目(12時間レース)の装備
•持久力種目はスプリントレースの全ての装備に加え、コンパスやファーストエイドキット等のサバイバルキットを必要とする。
5.324時間種目の装備
•上記レースの装備に加え、発炎筒、夜間行動用装備、より広範な安全装備、緊急用医療キットなどのより上級なサバイバル装備が要求される。
5.4複数日種目の装備
•複数日に渡るレースにおいては更に広範囲に及ぶ装備が必要とされ、その内容はレースの長さやそのときのコンディションなどによって多岐に渡る。
6 安全性について
アドベンチャーレースの参加における危険性はレース自体や、また参加者によって変わってくる。マルチスポーツ競技においては過去数人の死亡報告がされているが、近年における3件の死亡事故はアドベンチャーレースの安全性についての議論を一層強めることになった。2003年6月、ドミニク・ロバートはレイド・ゴロワーズのカヌーセクションに参加中、水中に押し留まれてしまい死亡。2004年9月21日、ナイジェル・エイロットはプライマル・クエストのオリエンテーリングセクションにおいて落石にあたり死亡。エドゥアルド・デルガド・ロサスは2005年2月24日、エクストリーム・アドベンチャー・イダルゴ(The Extreme Adventure Hidalgo)で1キロのスイミングセクションの最中に死亡。
これらのアスリートの死はアドベンチャーレースの安全性についての議論に火を注ぐことになり、何人かの参加者はアドベンチャーレースにおいて国際規定の必要性を訴えた。ナイジェル・エイロットの死により、大衆の視線と加熱した議論は選手達の安全確保に関する責任問題を取り囲んだ。
ナイジェルが死亡したのはプライマル・クエストのオリエンテーリングセクションの最中だった。ナイジェルと彼のチームは他のルートでは大きく遅れをとってしまうため、堆積層の地滑り地点を降りることを選んだ。ナイジェルのチームメイトを含む幾人かはレースのコース設定が無責任で無理があり、選手を不必要な危険に晒していると主張した。が、もう一方の選手達はナイジェルと彼のチームが直面した危険は誰にでも分かるもので、このスポーツがアドベンチャーレースと呼ばれる所以であると言っている。
またより熱帯に近い地域においては、普段は接触することのないような病原体と接触する危険性もあることに留意すべきである。2000年のマレーシア・ボルネオ“エコ・チャレンジ”では何十人もの参加者がレプトスピラ症に感染、病院に運び込まれた。幸いにも死亡者は出なかった。
上記以外に耐久レース中における通常の健康管理及び安全対策の懸念として脱水症状と熱中症が上げられる。適切な量の飲料水及び電解質・液の携行はこれらの懸念を最小限に留めるためにも必要不可欠である。
カナダアドベンチャーレーシング協会(The Canadian Adventure Racing Association: 登録アマチュア競技協会)はカナダ国内大会用に包括的な安全対策指針を立案した。この安全対策指針は実用書であり、数回にわたり専門家や政府機関の手により改定がなされている。これはカナダ中のアドベンチャーレーサーにとって安全基準として役立つことになる。
英語版Wikipediaより2011年12月3日に原文取得
http://en.wikipedia.org/wiki/Adventure_racing
翻訳者 稲田 正人
加筆・修正・監修 Adventure-J.com
海外で活躍する日本チーム!
1992年
レイド・ゴロワーズ(オマーン大会)
=時間切れのため失格、順位なし
木村東吉、田中健、堀内一秀、安部恵美子、増田岳二
1993年
レイド・ゴロワーズ(マダガスカル大会)
*初日に2人リタイア、シーカヤックセクションで技術不足のため失格。
堀内一秀、森山憲一、高野孝子、田中一彦、縣(あがた)直年
1994年
レイド・ゴロワーズ(ボルネオ大会)
シーズケース=15位*日本人初完走
間寛平、田島健司、田中正人、鈴木篤、高橋眞樹
●●●●=26位
堀内一秀、呉(ご)俊一郎、元橋史登、沢田展安、安部恵美子
1995年
レイド・ゴロワーズ(アルゼンチン大会)
●●●●=完走。但し、未通過ポイントありのため、順位なし。
堀内一秀、水野真隆、丸山由之、川口秀樹、渡辺紀子
エコ・チャレンジ(USA・メイン州プレ大会)
ファイプリライツ=リタイア
小橋研二、鈴木篤、田島健司、白石康次郎、鈴木ひかり、梅木(アシスト)、ほかアシスト1名
1996年
エコ・チャレンジ(カナダ大会)
イーストウインド=リタイア
田中正人、鈴木篤、菅原琢、白石康次郎、北村留美、田島健司(アシスト)、児玉ゆき(アシスト)
■サザン・トラバース
イーストウインドG3=13位*日本人初完走
鈴木篤、村田文祥、生田洋介、田中正人(監督)
1997年
レイド・ゴロワーズ(南アフリカ大会)
イーストウインド=11位
田中正人、鈴木篤、田島健司、白石康次郎、北村留美、竹内靖恵(アシスト)、新保政春(アシスト)
■エコ・チャレンジ(オーストラリア大会)
イーストウインド=スペシャルスピリッツアワード受賞
田中正人、鈴木篤、倉田和樹、羽山奈穂子
■サザン・トラバース
3人クラス
●●●●=4位
田中正人、鈴木篤、倉田和樹
オーシャンブラザーズ=ランク外
新保政春
男子チーム
aima-wo-nutte=ランク外
駒井研二、大森新二、白石桂子
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(中国・四川省大会*初大会)
イーストウインド=11位
田中正人、駒井研二、新保政春、杉山美佐
1998年
レイド・ゴロワーズ(エクアドル大会)
サロモンジャパン=24位
田中正人、横山峰弘、駒井研二、平賀淳、宮内佐季子、新保政春(アシスト)中目さとこ(アシスト)
エコ・チャレンジ(モロッコ大会)
ガルフストリーム=リタイア
田島健司、今井宏宗、藤井綾子、中丸潤
Team W.A=リタイア
栂岡環、生田洋介、村松太郎、デイビッド・ラム
サザン・トラバース
5人チームクラス
イーストウインド=4位
田中正人、横山峰弘、駒井研二、平賀淳、宮内佐季子、新保政春(アシスト)、田島健司(アシスト)
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(中国・雲南省大会)
イーストウインド=9位
田中正人、駒井研二、平賀淳、宮内佐季子
1999年
エコ・チャレンジ(アルゼンチン大会)
イーストウインド=15位*日本人初完走
田中正人、田島健司、高畑将之、宮内佐季子
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(中国・雲南省大会)
サロモン・イーストウインド=11位
田中正人、白戸太朗、田島健司、宮内佐季子
クロスアドベンチャー(フランス大会)
サロモン・イーストウインド=36位
田中正人、田島健司、白戸太朗、宮内佐季子
(ドイツ大会)
サロモン・イーストウインド=12位
田中正人、田島健司、白戸太朗、宮内佐季子
(モロッコ大会)
田中正人、白戸太朗、石川弘樹、宮内佐季子
2000年
レイド・ゴロワーズ(チベット・ネパール大会)
サロモン・イーストウインド=14位
田中正人、白戸太朗、石川弘樹、宮内佐季子、高畑将之、佐藤佳幸(アシスト)、遠藤ひろや(アシスト)
トゥルーノース=24位
生田洋介、横山峰弘、川端淳、駒井研二、葉山菜穂子、中村典幸(アシスト)、和田祐司(アシスト)
エコ・チャレンジ(マレーシア大会)
AXNサロモン・イーストウインド=13位
田中正人、石川弘樹、高畑将之、宮内佐季子
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(中国・雲南省大会)
サロモン・イーストウインド=13位
田中正人、白戸太朗、坂根三佳、佐藤佳幸
アジアノンストップ=15位
駒井研二、ほか3名
クロスアドベンチャー(フランス大会)
サロモン・イーストウインド=30位
田中正人、白戸太朗
(アメリカ・コロラド大会)
サロモン・イーストウインド=12位
田中正人、白戸太朗、宮内佐季子、石川弘樹、高畑将之(アシスト)
(スカンジナビア大会)
サロモン・イーストウインド=24位
田中正人、白戸太朗、宮内佐季子、石川弘樹、高畑将之(アシスト)
(イタリア大会)
サロモン・イーストウインド=11位
田中正人、高畑将之、宮内佐季子、石川弘樹
2001年
エコ・チャレンジ(ニュージーランド大会)
AXNイーストウインド=11位
田中正人、佐藤佳幸、高畑将之、谷口けい
ネオンエレメンツ=36位
横山峰弘、佐々木大輔、葉山菜穂子、中村典幸
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(中国・雲南省大会)
サロモン・イーストウインド=14位
白戸太朗、石川弘樹、大内直樹、宮崎康子
アジアノンストップ=?位
駒井研二、ほか3名
クロスアドベンチャー(ドイツ・オーストリア大会)
サロモン・イーストウインド=?位
白戸太朗、佐藤佳幸、宮崎康子、高畑将之、桜井美恵(アシスト)
(フランス・スイス大会)
サロモン・イーストウインド=白戸太朗、佐藤佳幸、高畑将之、宮崎康子、田中正人(アシスト)
ウカタク
サムライ・スピリッツ=3位*日本人初出場
佐藤佳幸、田中正人、横山峰弘、宮内佐季子
2002年
エコ・チャレンジ(フィジー大会)
ネオンエレメンツ=リタイア
横山峰弘、中村典幸、川端淳、桜井美恵
サザン・トラバース
カッパクラブ=エクスペリエンスコース変更
須藤直美、佐藤佳幸、駒井研二、谷口けい、ほか2名(アシスト)
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(ボルネオ大会)
イーストウインド=16位
田中正人、白戸太朗、佐藤英人、宮崎康子
2003年
レイド・ゴロワーズ(キルギス大会)
サムライ・スピリッツ=リタイア
佐藤佳幸、横山峰弘、根本秀嗣、佐藤浩巳
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(ボルネオ大会)
イーストウインド=12位
田中正人、白戸太朗、駒井研二、宮内佐季子
エコ・チャレンジ
開催されず...
2004年
The Raid World Chanpionship←レイド・ゴロワーズ(アルゼンチン大会)
サムライ・スピリッツ=リタイア
佐藤佳幸、石川弘樹、駒井研二、桜井美恵、ほか2名(アシスト)
サザン・トラバース
チームスントジャパン=?位
タック杉山、北村ポーリン、ほか2名(アシスト)
マイルドセブン・アウトドア・クエスト(ボルネオ大会)
イーストウインド=12位
田中正人、横山峰弘、駒井研二、佐藤浩巳
☆クロスアドベンチャー
クロスアドベンチャーはThe Raid World Championshipの予選レースになり、Raid Seriesに位置づけられた。
2005年
アドベンチャーレーシング・ワールドチャンピオンシップ(ニュージーランド大会)
イーストウインド=リタイア
田中正人、横山峰弘、駒井研二、佐藤浩巳、北村ポーリン(アシスト)、須藤ナオミ(アシスト)、内田達也(アシスト)
2006年
プライマルクエスト(アメリカ・ユタ大会)
イーストウインド=19位
田中正人、横山峰弘、駒井研二、佐藤浩巳
The International Mountain Outdoor Sports Challenging(中国・杭州大会)
イーストウインド=優勝
田中正人、横山峰弘、駒井研二、佐藤浩巳
☆24hours of Southern Traverse初開催(NZ/クィーンズタウン)
2007年
■Wulong Mountain Quest 2007(中国・重慶大会)
イーストウインド=15位
田中正人、宮内佐季子、田中陽希、山北道智
2008年
ESTORIL PORTUGAL XPD RACE 08(ポルトガル大会)
イーストウインド=15位
田中正人、宮内佐季子、田中陽希、山北道智
2009年
2010年
Patagonia Expedition Race 2010
チーム イーストウインド=7位
田中正人、田中陽希、倉田文裕、中澤綾子
Asian Adventure Challenge & China Adventure Team Selection Competition
クロマニオンズ=11位
佐藤秀希、小畑剣士、松岡裕佑、和木香織利
■GeoQuest
RealDiscovery
南大介、本間広樹、小澤郷司、砂田芳子 *アシスタント:マイケル・デュラント、南亜子

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